かっさ(刮痧)って何?マッサージで脚痩せできる?
かっさ(刮痧)は、中国で昔から行われていた「肌をさすって、滞っている血液を流す」という民間療法です。
2500年前から行われていて、当時は石や木片を使ってマッサージしていたそうですよ。
私たちが良く知っているのは、板のような形のかっさプレートですね。
この板を使って、顔や体、頭皮などをマッサージしていきます。
かっさには様々な形や素材があります。
平たい部分では肌をさする、少し尖った先端部分はツボを刺激する部分と使い分けていきます。
素材は、天然石やプラスチックのものを良く見ますが、そのほかにもステンレス・木・牛の角・陶器などの種類がありますよ。
かっさの種類と特徴
【プラスチック製かっさ】
100均で手に入るものは、プラスチック製です。かっさがどんなものか、使ってみたい場合にはオススメです。
【天然石製かっさ】
パワーストーンでできているので、石の力を一緒に取り入れることができます。なめらかで優しい使いごこちです。
落とすと割れてしまう場合があるので、取り扱いには注意が必要です。
【牛の角製かっさ】
エステシャンなどプロが使っていることが多いです。使い心地は柔らかく、温かい感じです。
湿気などに弱いので、入浴中に使用するのはお勧めできません。
【ステンレス製かっさ】
ちょっとひんやりタイプのかっさです。湿気や高温にも強く丈夫なので、お風呂で使用もOKです。
脚のマッサージに使うには、握りやすく長方形など、側面の幅が長いものがオススメです。
脚のカーブに合った、少し丸みを帯びたものがいいですね。
素材はお好みで。プラスチックは100均に置いてありますが、天然石もリーズナブルな価格ですよ。
今、手元にかっさプレートがない場合や、出先でかっさプレートを用意できなかった場合は、自分の手でも代用できます。
手をグーの形にしてこぶしを作ります。その状態で、プレートと同じようにマッサージすればOKですよ。
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かっさの主な効果って?
かっさは、体に溜まった余計な水分を排出してくれる働きがあります。
体内の気・血・水の流れをスムーズにするんですね。
むくみを改善することで、脚痩せにも繋がっていきますよ。
また、血行促進効果もあるので、血流もアップして代謝を上げたり、冷えを予防する働きもあります。
顔をマッサージすると、リンパの流れが良くなるので小顔効果、筋肉のストレッチ効果によってリフトアップも期待できますね。
マッサージする部位によって、肩こり解消や便秘解消など、嬉しい効果もプラスです。
かっさの正しいマッサージ方法とプレートの使い方
かっさプレートを使ってマッサージをするときには、かならずオイルやクリームを使ってください。
滑りを良くすることで、肌への負担を減らします。
マッサージを行うときは、心臓のある左側から行います。
左側からマッサージすると、血液の流れを効率的に良くしてくれるんです。
各部位ごとに、心臓に近いところからスタートして、先端まで行ってから内側を通って戻るようにマッサージします。
血液の流れと同じですね。
血液を心臓から流し、先端まで行ってから心臓に戻すイメージです。
脚だと、太ももの外側骨盤あたりからスタート、足首まで行って内側を通りながら、太ももの付け根まで戻します。
力加減は強すぎず弱すぎず、気持ちいい程度。あまり強くすると、アザができてしまうことがあります。
セルライトがある部分、血液が滞っている部分にアザができやすいですよ。
かっさで美脚を手に入れるマッサージ方法
かっさで脚をマッサージするときには、外側は上から下へ、内側は下から上への方向を意識してください。
最初は左足から行ってくださいね。
リンパマッサージの効果を上げるには、マッサージ前に水や白湯を飲んでから行います。
老廃物が排出されるので、オススメですよ。
また、お風呂上りなど血行がいい状態でマッサージすると、脂肪が燃焼しやすいので、ふくらはぎ痩せにはベストタイミングです。クリームやオイルを塗ってから、リラックスしながらマッサージしてください。
かっさを行った翌日、脚が重たく感じるかもしれません。
それは、リンパの流れが良くなった証拠です。最初のうちだけの反応なので、慣れると感じなくなりますよ。
かっさで足マッサージ
足の甲はつま先からかかとへ、足裏はつま先から足首に向かってマッサージします。
足の甲は、かっさプレートにデコボコした部分がある場合、その部分を使って骨に添わせるようにマッサージします。
回数は5回程度でOKです。左足から行ってくださいね。
かっさで足首マッサージ
くるぶし周辺をぐるぐる、5周程度時計回りにマッサージします。
足首は、くるぶしがリンパ節です。リンパを流すイメージで優しくマッサージしてください。
かっさでふくらはぎマッサージ
ふくらはぎは、足首から膝に向かってマッサージです。他の部分より、少し強く行っても大丈夫ですよ。
前面を5回、その後はかかとから膝裏に向かって5回ほど、まんべんなくマッサージします。
膝、膝裏もくるくる円を描くように、軽くマッサージしてください。
かっさで太ももマッサージ
太ももは膝から太ももの付け根に向かって5回、裏側は膝裏からお尻の付け根に向かって5回マッサージです。
足の付け根を軽くほぐした後は、足首から脚の付け根に向かって、両手を使ってさすり上げて終了です。
かっさマッサージは、痛気持ちいい力加減を目安に行ってください。
回数を多く行っても、効果が上がるわけではありません。適度な回数で、リラックスして行ってくださいね。
リンパマッサージは、体調がすぐれない時、肌が炎症を起こしているときは、控えてください。
妊娠中の方は、お腹のハリが強くなってしまう場合がありますので、控えるようにしてください。
また、心臓病・糖尿病・高血圧の方のマッサージは、事前に医師への相談を行って指導を受けてくださいね。
かっさマッサージ後は、体を冷やさないようにして、水分を多めに取るようにしてください。
老廃物を出して、スッキリした脚を目指してくださいね。
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